カルシウム不足に要注意!牛乳やオーツミルクで手軽に補給
こんにちは。
糟屋郡新宮町の「新宮おがわ歯科 おとな・こども歯科」です。
皆さんは、毎日どのくらいカルシウムがとれていますか?
歯や骨を丈夫にしたくて、毎日牛乳を飲むようにしている人も多いでしょう。
それでも、日本人はカルシウム摂取量が慢性的に不足しているという実態をご存知でしょうか?
今回は、カルシウム不足がもたらす影響と、効率的なカルシウムの摂取方法について解説します。
厚生労働省が推奨する、1日のカルシウム摂取量は、成人男性で700mg~800mg、成人女性で650mgです。
しかし、令和元年度の厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、日本人のカルシウム摂取量の平均は、男性517mg、女494mgでした。
わたしたちは 毎日、およそ150mg~250mgものカルシウムが不足 しているのです。
これは、牛乳ではコップ1杯分、小松菜1/2束、ししゃも3~5尾に相当します。
カルシウムは骨や歯を作るのにとても重要な栄養素です。
特に成長期にカルシウムが不足すると、成長が妨げられたり、骨がもろくなったりする可能性もあります。
また、妊娠中、授乳中は、 赤ちゃんの骨や母乳の生成に必要 になるため、カルシウムはとても重要な栄養素です。
お母さんのカルシウム摂取量が不足していると、お母さんの骨にあるカルシウムが優先的に使われるため、将来、骨粗しょう症になるリスクが高まってしまいます。
他にも、カルシウムは、筋肉や血液、神経など体を作る重要な部分の働きにも関わっていることがわかっています。
カルシウムを手軽に摂取する方法として、牛乳がおすすめです。
牛乳は、コップ1杯で220mgのカルシウムを摂取することができます。
そのため、いつもの食事に牛乳を1杯追加するだけで、不足分のカルシウムを補うことができるのです。
牛乳は他の食品に比べ、吸収率が高いのが特徴です。
また、安価で購入することができ、冷蔵庫に常備しておけば、いつでも手軽に飲むことができます。
牛乳が苦手な人や、牛乳アレルギーがある人はオーツミルクは、いかがでしょうか。
オーツミルクは、オーツ麦から作られた、植物性のミルクです。
カルシウムが豊富で、コップ1杯でおよそ240mgのカルシウムが含まれています。牛乳よりもカルシウムの含有量が多いのですね。
オーツミルクは、カルシウムの他にも、食物繊維やビタミンB2、ビタミンDなど、栄養が豊富です。
そのまま飲んでも美味しいのですが、牛乳の代わりに、料理やスイーツに混ぜて使うのもおすすめです。
意識してとらないと不足してしまうカルシウム。
食事やおやつに加えて、上手に摂取していきましょう。