子どものむし歯は白いまま進行する!?見逃さないで!
こんにちは。
糟屋郡新宮町の「新宮おがわ歯科 おとな・こども歯科」です。
永久歯はむし歯になると黒っぽく変色しますが、乳歯に対して同じ常識で考えていると、お子さんのむし歯を見逃してしまいます。
なぜなら、子どものむし歯は白いままでも進行していることがあるからです。
乳歯のむし歯は、白いままでもかなり進行しています。
もっとも、この白さは歯の白さとイコールではなく、透明感なく白く濁ったような色をしており、歯に艶を出すエナメル質が溶かされているためこのような色になるのです。
永久歯のむし歯に比べて目立ちにくく見逃しやすいので、お子さんの仕上げ磨きをしてあげる時には乳歯の色に注意してあげてくださいね。
乳歯のむし歯が起こりやすい部分は次の3つです。
●奥歯の噛む面(溝)
●奥歯と奥歯の間
●上の前歯の間
●歯と歯ぐきの境目
とくに、奥歯は子どもの歯磨きの技術では磨き残しが多いため、仕上げ磨きの時にしっかり磨いてあげてください。
また、歯と歯ぐきの境目がむし歯になった場合は、患部が帯状に白くなります。
歯の表面が白く濁るというのは、ホワイトスポットの症状とも一致します。
ホワイトスポットとは歯の表面の一部が斑点状に白く濁っているのが特徴で、エナメル質に異常が発生することで起こることがあります。
異常の原因としてむし歯の可能性が考えられますが、そうではなくエナメル質形成不全の可能性も考えられるため、安易にむし歯と判断しない方が良いですね。
今回は、乳歯のむし歯の特徴として「白いまま進行することもあって気付きにくい」「進行も早い」というお話しをしました。
これは、乳歯が永久歯に比べてやわらかく脆いのが理由であり、わずか数カ月で神経まで進行してしまうケースも見られます。
新宮おがわ歯科は、お子さんの歯をむし歯から守るため小児歯科に力を入れている歯医者です。
治療を頑張った後のサービスも用意しているので、歯医者嫌いなお子さんも楽しく通うことができますよ。